2016年11月09日
MILK和紙(完成編)
やっとこやっとこ全ての講座を受講し終えて、楮(こうぞ)基本で習った事をパルプに置き換えて試作作りがスタート❗️
ちなみに楮はイネ科の植物で繊維が長いので絡まりやすく薄くても強い紙が出来ます。紙を漉くと光沢も✨一方パルプは樹木から取れる繊維で、牛乳パックに使われているパルプは繊維がすでにかなり細かいのでモコモコとした優しい紙が出来ます。千切れやすかったり、表面がデコボコしやすいです。
リサイクルペーパーだけど、自由研究みたいなポサポサ、モコモコしているのではなくて、アートに使える雰囲気のある和紙をイメージしながら試作を重ねていきました。
パルプの粉砕加減、ねりや水の量、厚みや大きさ、漉いた後の水切りがポイントだったり、乾かし方でも違いがでます。乾いて仕上がるまで分からないのが面白くもあり、ドキドキものでもあり。1番苦労したのは作るアイテムによる厚みのレシピでしょうか…。未だに不安定ではありますが、それもまた面白い!
色々試行錯誤した結果、私がお世話になった先生のひので楮を少し混ぜて、完全オリジナル和紙を作りあげることに成功❗️
この時は嬉しくて嬉しくて、MILK和紙を使った作品のイメージがどんどん溢れてきちゃって大変でした。(今も)
ずっと思い描いていたオリジナル和紙は
『手漉きリサイクルアートペーパー MILK和紙』
と命名することにしました。
一気に未来が開けた!色々な可能性を秘めている『MILK和紙』(自画自賛)